古い戸籍と廃棄

 

相続による不動産の名義変更をするときには、

亡くなった人の出生から死亡までのすべての除籍謄本(戸籍謄本)が必要になります。


ところが除籍謄本は永遠に役所で保管されるものではなく、一定期間を過ぎると廃棄されるのです。

徳島市役所の場合は、80年を経過した除籍謄本については廃棄となっています。

廃棄の場合は、正確な相続人を確定することが不可能となりますから、

役所で「廃棄証明書」を発行してもらい、相続人全員から上申書を法務局に提出することになります。



相続による不動産の名義変更は急いでしなければならない、ということはありませんが、

40年以上前に相続が発生しているにもかかわらず名義の移転を放置していると、

書類をそろえるのが難しくなり、余分の手間がかかるようになります。



せめて相続発生後10年くらいの間には、相続登記を済ませておくことをおすすめいたします。






残される人のための公正証書遺言



「子どもがいない夫婦は遺言をしておきましょう」。

これはかなり浸透しつつあることですが、遺言の仕方にもいろいろあります。

相続発生後に、夫婦のうち残された一方に負担をかけないためには、

正確にいえば「子どもがいない夫婦は公正証書遺言をしておきましょう」となります。



遺言者が自分で紙に遺言を書いて封をして保管しておくことはいわゆる「自筆遺言」となります。


相続発生後に不動産の所有権を変更する場合、

自筆遺言が見つかると、家庭裁判所で「検認」手続をして、それから登記申請をすることになります。



一方、公正証書遺言の場合は、公正証書を添付すれば所有権移転登記申請ができます。



家庭裁判所での「検認」手続の必要があるとないとでは大きな差があります。




ぜひ遺言の種類を正しく理解した上で、より簡素に効果的な手続ができる手法を選択してください。



春はすぐそこに

 

事務所のガラス越しにはいる陽射しが明るくて、

まだ3時くらいかな、と時計をみたら、もう5時を過ぎていました。


2月とはいえ、すぐそこまで春がきているようです。


そういえば市役所の住民課はたくさんの人でにぎわっていました。

年度末も近く、新生活に向けて、それぞれの人が行動を始める時期ですね。


お勤めの方とは違って、4月になって環境が変わるということはありませんが、

心あらたに新鮮な春を迎えたいと思います。






不動産の個人売買のケース

 
最近、不動産を個人間で売買するケースが増えています。

特に取引価格が500万円前後になってくると

当事者同士が「売ります」「買います」で成約して、登記名義の変更だけしてほしい、

という依頼を受けることがあります。



宅地建物取引業者が介在しないため、

登記を前提として契約書の作成などをお手伝いすることもあるのですが、

やはり、依頼を受ける側としては、宅建業者の方に仲介等で入っていただく方が、

司法書士だけでなく、当事者双方にとっても結果的に安全な取引になると思います。




というのも、土地の取引の場合、

公道への接道状況や前面道路の所有権、建ぺい率、境界、法令上の制限など、

さまざまなチェックポイントがあります。

「現状有姿で取引しましょう」とそのときはお互いに納得していても、

将来、転売するときや家を建てる際に、

「そんなこと知らなかった」「聞いてないよ」

という場合も出てくるかも知れません。




宅建業者は「重要事項説明書」に不動産の権利関係や建築基準法上の規制、

上下水道配管状況などを記載し、そのすべてを説明する義務があります。

単純に「売ります」「買います」だけが、不動産取引ではないということ、

また、不動産の重要事項をきちんと理解した上で安全に取引されるべき点を、

一般の方にもぜひ知っていただきたいと思います。





定型のない仕事



登記というのはひとつの結果となりますが、

その結果に至るまでにはさまざまな道があって、

依頼者の価値観や家族の状況、税金などの費用、将来の予定などなど、

いくつもの要素を一つ一つ検討しながら、

現時点では最良と思われる方法を提案して、採用してもらって、登記まで至ることになります。



依頼者のみなさんの言葉に注意深く耳を傾けていると、

いわゆる「定型」のお仕事などないことに気づきます。

とくに信頼を寄せてくださる依頼者とじっくりお話をしていると、

なぜか、思考が飛躍して、とても良い登記の手続方法を思いつくことがあります。

司法書士という仕事をしていて、一番たのしくてうれしい瞬間かもしれません。



依頼を受ける立場の人間が一方的にカテゴライズして定型仕事にしてしまうのではなく、

いつも新鮮な気持ちで、あらゆる角度から依頼内容を点検しながら、

ベストな登記手続をさせていただくことが、登記の原点なのだなぁと深く思ってしまいます。



これからも登記に至るまでのプロセスをもっともっと重視していきたいと思います。


「御宿かわせみ」(平岩弓枝・文春文庫)

 
最近、時代小説にハマっていまして、とうとう「御宿かわせみ」に手を出しました。

江戸時代の雰囲気がいきいきと描かれていて、

3行も読めばすぐに「かわせみ」の世界にどっぷり浸れます。



女主人のるいとその恋人の神林東吾、「かわせみ」の番頭である嘉助や女中頭のお吉ら、

登場人物がそれぞれに個性豊かで、話の筋と落ちも完璧。



寝る前にベッドの中で読んでいると、

「あぁ、『かわせみ』に帰ってきたなぁ」と、ついホッとしてしまいます。



ページの中には、確かに「御宿かわせみ」の世界が広がっている…。

そんな安心感たっぷりな時代小説です。



シリーズとして30冊以上刊行され、すでに200話を突破しているとのこと。

平岩弓枝さんにアプローズです。

しばらく「御宿かわせみ」の世界にどっぷり浸りたいです。



伊丹十三記念館 


 
週末、松山市内の「伊丹十三記念館」を訪れました。

正直、伊丹十三については、話題作になった映画をテレビで観たくらいで、

個人像に関心があったわけではなかったのですが、「行って良かった」です。


駐車場から眺めた建物がどこか懐かしく、個人的な好みに合致するなぁと思ったら、

中村好文さんの設計でした。

リーフレットには中村氏のイラストが効果的に使われていて、

ほどよい手作り感と「明朝体の伊丹十三」らしいすっきりとした文字がうまく両立した

素敵なデザインでした。




展示室にはイラストやシナリオの下書き、装丁本などさまざまな資料が収められています。

料理には並々ならぬ情熱を注いでいたらしく、

使いこまれた調理道具やセンスの良い食器が印象的でした。

松山の銘菓「一六タルト」のCMやテレビ番組「遠くに行きたい」の映像も流れていて、

ぼーっと観ていても飽きません。

映画監督というより、多彩な才能をさまざまな分野に生かした人だったことが分かりました。


スターバックスのチョコレートマフィン

 
思いがけず「おいしぃ」と夢中で食べてしまった、スターバックスのチョコレートマフィン。

温めてもらうと、マフィンの中のチョコレートソースがとろとろのフォンダンショコラ状態。

スイーツで幸せを感じる、ということがすごく理解できました。

Hanako

ヤガラでお鍋

 
1月27日は旧暦の12月24日。つまりクリスマス・イブ。

まだまだ寒いはずですよね。


ところで、冬のお鍋といえば、皆さんはどんなお魚を使いますか?

ハギ、金目鯛、鯛しゃぶ、鰤しゃぶ、などが定番ですよね。


いつもお世話になっている魚屋さんで、「お鍋したいんです」と相談すると、

奥さんは赤くて長〜いお魚を手掴みして、

「これヤガラっていうんやけど、どう?おいしいよ」とすすめてくれます。


ヤガラという名前、「わぁ、おいしそう」と思えるネーミングではないですよね。

あと、その姿はタチウオと一般的な魚を足して2で割ったような感じ。


すすめられる度に、「いやぁ、今日は、、、鯛しゃぶにしようかなぁ」などと消極的態度を

とっていたものの、数日前に、とうとう奥さんの言葉を信じて「ヤガラ鍋」に挑戦しました。

普通に水炊きにして、ポン酢で食べたのですが、

ほろりとくずれる白身がやさしいお味でおだしもバッチリ。

ヤガラ鍋に出逢えて良かったと思いました。



翌日も連チャンで魚屋さんに行くと、

奥さんが開口一番「ヤガラ、どうだった?口に合うか心配しよったんやけど」。

「すごい、おいしかったですよ」と応えると、「ほんま?良かったわ!」と笑顔を見せてくれました。


魚屋さんの存在って、胃袋だけでなく心も豊かにしてくれます。

ドレステリアのパーカー

 
パーカーといえばドレステリアです。

スタイルアップを実現してくれるタイトなフィット感と

小顔効果が期待できる立ちあがりのあるフードが特徴。

実際に着用してみると、「たがかパーカー、されどパーカー」を実感してしまうのです。

気がつけば、オフの日はほとんどこのパーカーにお世話になっています。


そんなHanakoを横目で見ながら、うらやましかったのか、

メンズのパーカーがほしいと言い出した川野。

淀屋橋odonaのドレステリアにてグレーのサイズ2をゲットしました。


しかし、このままでは、休日に夫婦でグレーのパーカーがおそろいになってしまう懸念が…。

仕方なく、Hanakoは、生成のパーカーを追加でゲット。

まったく、何をやっているのか…という感じです。




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