徳島ならでは

 
事務所の隣に、珈琲豆を販売しているお店があります。

少しずつ丁寧に焙煎しているので、煎りたての香ばしい風味が味わえます。



最近、徳島には珈琲豆を販売する店がすごく多いなぁと感じていたので、

オーナーさんに聞いてみました。

すると「徳島は日本で1番、珈琲豆の販売店が多いんですよ」とのこと。

そういえば、徳島は人口あたりの医師の数も日本で1番。

あとは、糖尿病の死亡率がワースト1位という不名誉な事実も。



徳島の県民性、おもしろいですよね。

オンライン 登記完了証

 
現在、登記申請は書面申請とオンライン申請の2通りのやり方があります。

とはいえ、オンライン申請は「オンラインでするために」いろいろと手数がかかるため、

ケースバイケースでこれはオンライン、こっちは書面と使い分けているのが現状です。


最近、不動産登記をオンライン申請でした場合に発行される登記完了証の様式が変わりました。

以前であれば、受付日、受付番号、登記の目的、不動産 等かなり簡単な記載のみでしたが、

現在では、登記申請書に記載してある事項がそのまま登記完了証に記載されて発行されます。

登録免許税や代理人司法書士の住所氏名などもきちんと記されます。


完了証さえあれば、どんな登記をしたのかが詳細に分かりますから、

今後は必然的にオンライン申請も増えると思われます。


登記はオンラインになじみにくいのではないのか、という疑問は残りますが、

オンラインを推進していく体制はますます強化されているように思いますので、

いずれにせよ、当事務所がかかわる登記案件がスムーズに完了し、

依頼者により分かりやすくメリットがある方法について前向きに取り組んでいきたいと思います。




なつかしの地

 
Hanakoです。

この週末、大学時代を過ごした宝塚市仁川を、卒業後はじめて訪れました。



当時住んでいた小さなマンションは、阪急仁川駅から徒歩2分。

スーパー、コンビニ、パン屋さん、書店などが徒歩5分以内に点在しているという、

たいへん便利な場所にありました。



仁川といえば、阪神競馬場の最寄り駅です。

普段は静かな郊外の駅なのに、休日ともなれば、駅からどっと人波が溢れでてきて、

にぎやかだったことを思い出します。



阪神淡路大震災の後、仁川駅前一帯が再開発されたため、

当時のマンションや駅からの細い道は跡形もなく、駅前の風情も、すべて一新されていました。



店内が黒光りしていた名物焼き鳥「鳥居」さえも、ガラス張りで今風の店舗デザインになっていて、

そこが一番びっくりしました。

競馬開催の日は、もうもうと煙を上げる店前で、ビールケースに座ったおじさんたちが

おいしそうに生ビールを飲んで、焼き鳥を食べていたものです。

Hanakoも仁川店には友達が遊びに来たときに、よくお鍋を持って、鶏雑炊を持ち帰りしていました。




当時は自分と目の前のことに一生懸命で、まわりの景色を見渡す余裕もなかったのですが、

久しぶりに訪れた仁川の風景は、明るくて、おだやかで、青空が似合う町でした。

のんびりと大学生活を送らせてくれた親に感謝だな、と感じた探訪でした。


「もう一度読む山川 日本史」(山川出版社)

 
ただいま島崎藤村の「夜明け前」を読み進めています。

「夜明け前」は木曽路・馬籠の庄屋である青山家を軸にした幕末から明治維新、その後のお話です。

まさに「夜明け=維新」前の時代を生きる木曽路の村人たちの様子が事細かに描かれていて、

特別、何かのストーリーがあるわけではないのですが、順調に読み進んでいます。


青山家は馬籠の本陣(江戸時代諸大名などが宿とした公認の旅館)でもあり、ペリー来航以後の

世間の様子が青山家当主の目線から語られています。

ちなみに島崎藤村は木曽路・馬籠の本陣・庄屋の生まれだったらしく、

「夜明け前」は藤村の「わが家の歴史」的な読み物でもあるようです。


高校時代「世界史」を選択していたから、というのは言い訳ですが、

「夜明け前」を読み進めるにしても、いまいち、背景の日本の様子がはっきり理解できていないので、

本屋さんで手に取ったのが「もう一度読む山川 日本史」。


「夜明け前」では、主人公の青山半蔵が

平田篤胤の没後の門人になりたいと切望するくだりがあるのですが、

その平田篤胤という人物がまずわからなかったので、「もう一度読む山川 日本史」をめくると、

平田篤胤とは江戸後期の思想家であり、尊皇攘夷の支柱ともなるような独自の国学を

展開していた人とのこと。


「もう一度読む山川 日本史」は社会人になってから、もう一度日本史をきちんと理解したい、

というニーズにぴったりの本でした。



「おとなの味」(平松洋子著、新潮文庫)

 

平松洋子さんの文章は、食べ物・食の記憶をあらゆる角度から眺めて、咀嚼して、

日々の出来事や人間関係などと絡めて、平松さんの手のひらで存分にころころと転がした挙げ句、

緩急自在なリズムでさりげなく綴っておられます。

だから、とても読みやすい。なのに、しっかりと取材された内容は結構深い。


読んでいると、自分の昔の味の記憶やだれかと食べに行った居酒屋さんの風景や、

果物屋さんの店先の甘い香りなどが次々とよみがえってくるから不思議です。


読みながら、自身の記憶を喚起させられるのです。


本書「おとなの味」では「泣ける味」「自慢の味」「きれいな味」「世間の味」などたくさんの「味」が

紹介されています。

特に心に残ったのは、「泣ける味」。


作中から少しご紹介しますと、

「わたしが、ああ自分はおとなになってしまったのだと思った瞬間があります。

それは母親の味をまた食べたいとはじめて思ったときです」。


ただそれだけの一文なのに、大学入学以後、実家を出てしまった私は、

母の作ってくれた甘い卵焼きやおばあちゃんの作ってくれたやさしい甘酒の味がよみがえってきて、

古い木造の家の中で家族6人でわいわいと食卓を囲んだ時代にタイムスリップした気分でした。


食べ物だけがひとの体をつくる、といいますが、味の記憶はそのスパイスのようなものかもしれません。

天狗久資料館へ行ってきました

 
以前、「川野図書館」のカテゴリーで、「宇野千代聞書集」をとりあげ、収録作品「人形師天狗屋久吉」

をご紹介しました。

宇野千代が人形師天狗久から仕事の合間に聞いた言葉の数々は、

ぽろぽろと珠のような輪郭を描いて私の心に響いてきたもので、

徳島市国府町和田の天狗久資料館に足を運ぶことにしました。


資料館は天狗久の工房兼居宅を復元し公開しています。

土間の玄関に立って「こんにちは!」と声を掛けると、

奥から案内人の女性が出てきて、親切に天狗久について教えてくれました。


作品「人形師天狗屋久吉」では天狗久の語り口がとつとつとした素朴さに満ちており、

ノミを動かしながら喋っている間合いが心地よく読み手のリズムに絡んできます。

案内人の方に「天狗久さんはほんとうに聞き書きしているとおりの喋り方だったのですか?」

とたずねてみると、

「では、ぜひビデオをどうぞ。天狗久の肉声が聴けますよ」と座敷に案内されました。



さて、記録映画「阿波の木偶」に登場した天狗久は、

まさしく宇野千代の聞き書きどおりの喋り方でした。

何よりまなざしがあたたかい。


自宅から車で約10分。時代をタイムスリップしたような感覚になる資料館でした。





5月のこと

 

よく「登記って忙しい時期あるの?」と質問をうけますが、「毎年必ずこの月は忙しい!」というような

気合いの入るリズムは残念ながらありません。

ただ3月決算の会社法人が多いため、5月は商業登記が増える時期です。

ひさしぶりにお会いする会社の方も多く、

密なお付き合いはないけれど長いお付き合いになる、というのが司法書士のスタイルかもしれません。


基本的に登記はスポットのお仕事になりますので、今日という日が始まってみないと、

どんなご依頼のお電話や相談があるのかわからないのです。

さて、今日はどんな1日になるのでしょう…。



ゴールデンウイーク

 
4月29日からゴールデンウイークに入りますが、

当事務所では5月2日、6日ともに通常どおり業務を行うため、

カレンダー通りの休日となります。



毎年、大型連休を前にして計画をあれこれ立てるのですが、

結局は、家事をしたり、友人とお茶したり、本を読んだり、DVDを観たり、といった感じで終わります。

それはそれで、のんびりしながら心からリラックスできるので、小さな幸せを感じます。





美郷村 「高開の石積みとシバザクラ」

 
絶好の行楽日和となった日曜日、美郷村の「高開の石積みとシバザクラ」を観に行きました。

細い道を車で上ること約10分。

段々畑の石積みに色鮮やかなシバザクラが咲いています。




まるで「天空に続く花道」のようです。



石積みの美しさ、それを彩るシバザクラのかわいらしさ。 



聞けば、この地区の住民の方々が、古くからの石積みを大切に保存し、

シバザクラを植えてきたそうです。

もう少し見ごろが続きそうですから、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?


会場までの道のりは道幅が狭いため、車は一方通行となっています。

会場近辺では路肩に駐車できます。

歩きの場合は、美郷ほたる館に駐車して、徒歩約40分だそうです。


(Hanako)

登記と佳日(平成23年6月8日)

 
時代は変われども、大安や友引などの吉日に登記をしたいと望まれる依頼者の方は

まだまだ多くいらっしゃいます。

なかでも土地を買う、家を建てる、会社を設立する、役員に就任する、などのときはなおさらです。


普段は大安、友引などをお教えして、日取りを決めさせていただくのですが、

今年の暦をぱらぱらとめくっておりましたら、たまたま平成23年の大吉日が判明しましたので、

お知らせいたします。





それは、


「6月8日水曜日 大安 天赦日 一粒万倍日 たつ」



これほどそろいにそろった佳日はなかなかございません。

解説させていただきますと、




『大安』=陰陽道で何事をするのにも上吉の日


『天赦日(てんしゃび)』=天の恩恵により何の障害も起きない日とされ、

とくに結婚、開店、事業創立、拡張などに用いて最良の日


『一粒万倍日』=一粒の種が万倍にふえる日とされ、古来から事始めに用いられ、

とくに商売始め、開店などに吉日とされている。ただし借金などには不向き


『たつ』=よろぞ大吉の日。ただし動土、蔵開きなど凶


                      (以上、高島易断所本部編纂平成23年福寿暦より)





幸いなことに、このような吉日が、土日ではなく法務局開庁日にありますので登記申請も可能です。

ぜひ6月上旬の登記予定で会社設立、不動産購入などをご検討の皆様は、

佳日の験を担いでみてはいかがでしょうか?


(Hanako)


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